毎日50万人に利用されているグランド・セントラル・ターミナルが、化粧直しされて再オープンした。ニューヨークのシンボルのひとつでもある同ターミナルは、1913年に完成。クラシックな建築物としても見る価値があるが、85周年を迎えただけあってガタもきていた。そこで1996年に2億ドルかけたリノベーション・プロジェクトがスタート。以来、延々と工事が行われていたのだった。
公共レストルームは実用に耐える清潔さになったし、エスカレータ、待ちあい場、照明や空調なども改善され、アンティークな照明器具などは思わず見とれてしまうほど美しく輝いている。
中でもいちばん目立つ改善は、円形のインフォメーションブースが中央にある、メイン・コンコースの天井だろう。ペパーミントグリーンの地に「21世紀の乗客のガイドとなる」星座のイラストが描かれ、なかなかロマンティックだ。
10月1日には再オープンのセレモニーがメイン・コンコースで行われた。バルコニーにはオーケストラと巨大スクリーンが配置され、ふみきりのセットを使って“テープカット”が行われた後、高い天井を活かした空中ブランコショーが。オーケストラの演奏とシンクロしたレーザーライトが天井を照らし...とやることが派手。テープカットは、11月の中間選挙用の恰好のアピールとばかりに登場した州知事のパタキ氏と、母親のジャクリーンさんによる同ターミナルへの貢献を讚えて、息子のジョン・ケネディ・ジュニア氏が行った。
実は地下へ行くとまだ工事中。ターミナル内では新しくマイケル・ジョーダンズ・ステーキ・ハウスが営業しているが、新しいレストランやショップの開店は来年になる。ショッピングセンターとしても「グラセン」(日本人の間での略称なのだ!)を楽しめる日が待ち遠しい。