チェーン店から個人経営まで、ニューヨークのペットショップの多さを考えると、ペットを飼っている人がたくさんいるのがよくわかる。普通のスーパーマーケットやデリにも、ペットフードが豊富に置いてあるし、平日の夕方や週末などは、犬の散歩をしている人を見かけないことはないくらいだ。犬といえば、住宅事情のせいで、以前は小型犬を飼っている人がほとんどだったのが、最近はファッション・ステイタスや泥棒対策で、ジャーマン・シェパードやシベリアン・ハスキーといった大型犬を飼う人が増えているらしい。公共のドッグ・ランと呼ばれる犬専用の遊び場では、手綱から解かれた大型犬たちが元気に駆け回っているのを見ることができる。
しかし、大型犬が増えたせいで、公園では犬連れでない人とのトラブルや芝生の損傷などが増えているそうだ。昨年10万ドルを修繕に費やしたリバーサイドパークは「NO DOG」という看板を一部の芝生の入り口に掲示し、物議をかもしている。
犬好きのニューヨーカーのために、ニューヨークで犬を飼うための専門書、犬専用のフードやブティック、そしてペットのセラピーやペットと同乗できるタクシーなど、ペット・フレンドリーなサービスがたくさんあるが、びっくりしたのがチェルシー地区にあるドッグ・スパ。スパはここ何年かの流行だが、それのお犬様版。プライスを見るとグルーミングやマッサージを含んだ「フルディ・オブ・ビューティ」パッケージが、なんと125ドル。ニューヨークの犬はぜいたくだ。うらやましい。