From Pink 1998年5月号

NYの通過儀礼!? 置き引きに遭う

 ニューヨークで危険な目に遭ったことはこれまでなかったが、誰にでも隙はできるもの。先月カフェで足下に置いたかばんを盗まれてしまった。そういえば、席の後ろに所在なげに立っていた男が二人いたっけな…と思い出すがもう手遅れ。

 かばんにはアパートの鍵に、住所を特定できるもの(さいふと手帳)が入っていたので、アパートに侵入される可能性もある(普通は捕まる危険が大きくなるからしないそうだけど)。緊張してアパートに戻り、管理人にドアを開けてもらい、ついでに部屋のドアの鍵を壊して、新しいものをその場で取り付けてもらった。それからクレジットカード会社や銀行に電話して、カードの使用をストップ。これ以上の被害は防げると、一応安心。

 最後の仕上げに警察にレポートをするべく分署に電話をしたら、911に電話しろと言うではないか。緊急ではないので躊躇しながらかけると、何語を話すの? とオペレーターに聞かれ、KDDの日本語通訳サービスがついたのにはびっくりした。さすが観光客と犯罪の多いニューヨーク!! くやしいけど、置き引き程度で済んだのをラッキーと思ってた方がいいかも。

 最近は盗難クレジットカードの不正使用が非常に多いらしく、近所のスーパーなどは、写真付き身分証明書がないとクレジットカードが使えない。ここ数年“犯罪が減った”と市はアピールしているが、“安全になった”のではないのだ、と思い知らされた。実は今回冷静に行動できたのも、まったく同じ状況で置き引きに遭った友達に付き添ったことがあったからだしね…。



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