From Pink 1998年4月号

ビル崩壊に水道管爆発、老朽化の被害が続々と

12月にマディソン街にある40階建てのビルの壁のレンガがはがれて、ストリートに落ちてくるという事故があった。

 壁に残ってた不安定なレンガを取り除く作業をするため、ビルの近所の53〜56丁目が閉鎖された。歩道にはホリディシーズンの買い物客が迂回をさせられ右往左往。クリントン大統領のNY訪問による交通規制と雨が状況をエスカレートさせ、ミッドタウン東側の交通渋滞は「悪夢」と形容された日もあった。

 その後、タイムズスクエアの取り壊し予定のビルが突如、大崩壊したり、ホテルの壁のコンクリートが落ちてきたりと、似たような事故が偶然にも相次いで、道を歩くだけでも「何が起きるか分かったもんじゃない!」というマンハッタンのオキテ(?)を再認識してしまった。

 そして仕事始めの人もいる1月2日、テレビにとんでもない光景が映っていた。五番街の18〜20丁目で、100年は経っている水道管が破裂し、洪水がガス爆発を引き起こしたという。道路がぐにょぐにょになって車がめり込んでいるではないか!

 2日後にやじ馬で見学に行ってみたら、ビルの谷間の巨大クレーンと照明が、まるで災難映画の撮影のようだった…と、第三者はお気楽だが、とあるショップの地下フロアは浸水で閉鎖中。数日間水道や電気の使えないビルもあったそうだ。

 マディソン街では、稼ぎ時に閉店を余儀なくされた店が、管理不行届なビルのオーナーを訴えたそう。これは責任者がはっきりしていていいが、果たして水道管の破裂は…? 今後の訴訟合戦が気になる。



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