From Pink 1998年3月号

マンハッタン在住の証、市外局番212が不足

 ニューヨークは5つのボロウ(区)から構成されており、マンハッタンはそのひとつ。ニューヨークに住んでいると言っても、住所が“New York, NY”になるのはマンハッタンだけ。電話番号も、マンハッタンの市外局番は212だけど、お隣りのボロウのクイーンズやブルックリンでは718になる。

 マンハッタン在住の証でもある市外局番212が、ファックスやモデムの普及による電話番号使用の増加で不足ぎみになり、このままでは98年の6月には、電話番号がなくなってしまう恐れがあるそうだ。そこで先日、4月から新しい市外局番646が登場することが決定された。

 これはかなりめんどうくさいことになりそう。たとえば、近所のチャイニーズ・レストランのデリバリーをオーダーするのに長距離電話をかけるための1、そして市外局番646、次に7桁の番号123-4567と、11桁もプッシュしなければならない! …とテレビのニュースは嘆いていた。足りないなら電話番号を8桁にすればいいのにと誰もが思ったに違いない。

 マンハッタン在住のイメージを売りにしているフリーランサーや会社にとっては、212は貴重な財産。718を知らないクライアントからの仕事を逃がした経験のあるフォトグラファーは、クイーンズに住んでいながら、転送サービスを利用して212の電話番号を使って営業している、なんて話も聞く。私のようなライターも然り。実は数カ月後に引っ越しの予定があって、新電話番号はどうなるんだろう!? といまから余計なことを悩んでいる。



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