From Pink 1998年2月号

クリスマスツリー、使用後はどこへ?

 クリスマス、そしてニューイヤーズ・イブ(大晦日)でホリディ気分はピークを迎え、パーティやイベント三昧の日々は終了。正月気分はほとんどなく、1月2日から街は平常通りに戻る。

 その後しばらくして目に付くのが、路上に捨てられた一般家庭の用済みクリスマスツリー。それを見ると、一抹の寂しさとともに「もったいない」気分になってくる。

 一部は細かいチップにするなどしてリサイクルされているようだが、文化といえども一時期の鑑賞目的のためだけに、毎年大量に木が伐採されているんだ…と、ころがったツリーを見てため息。

 96年は3700万本のツリーが全米で売れたそうだ。自然保護やリサイクルにはうるさいアメリカ人だけど、クリスマスツリーばかりは別なのかも知れない。

 マンハッタン名物のクリスマスツリーといえば、ロックフェラーセンターの巨大ツリーだ。今年のツリーの全長は74フィート(22.5メートル!)。大きくてリンカーントンネルに入らないので、いつもの陸送をあきらめ、はじめてハドソン川を船で渡ってやってきた。

 11月の中旬にミッドタウンに到着した巨大ツリーは、クレーンで釣り上げられて垂直に立てられた。ここまでテレビで見ていて、「どうやって飾り付けするんだろう?」と疑問に思い、現場に行ってみたら、ツリーを囲むように3階建ての足場ができていた。なるほど、これなら楽勝。

 しかし、この巨大ツリー、マンハッタンの高層ビル群の谷間にあるせいか、そんなに大きく見えないのがちょっと笑える。



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