プロバイダ狂想曲
AT&T Worldnet Serviceにてこずる
長距離電話会社のインターネット・プロバイダサービス、AT&T Worldnet ServiceのMac版ソフトが、ようやっと届いたのが11月のはじめだった。さっそくインストールしてオンライン・サインアップにとりかかる。AT&Tをキャリア(長距離電話会社)として利用している人なら、月5時間までインターネットが無料で使えるこのサービス。予備のアクセス手段として加入しない手はない。このためにほかのキャリアからAT&Tに戻ったくらいなのだから。
インストールが終了。AT&T Worldnet用にセッティングされたFreePPPとブラウザ&メーラーにNetscape Navigator 2.0をカスタマイズ(といっても、NのマークがAT&T Worldnetオリジナルになっているくらい)したものがインストールされた。 FreePPPは2.5v2を使っていたので、そちらに戻してAT&T Worldnetの設定をしようとしたら、ログインのためのパスワードが分からない。メール用のパスワードは自分で決めるのだけれど、ログイン用のパスワードの伏せ字の長さを見ると、どうやら、プロバイダー側が自動的に決めたものらしい。
「パスワードが知りたい」と質問のメールをサポートに出すと「ここに電話をかけろ」という返事がメールできた。メールによる質問には答えていないのか、パスワードにかかわることなので電話がいいのかよくわからないが、何度か電話してみても、いつもビジー状態で、人間とはお話しできず。
ほったらかしにして1か月。再び電話してみたら、Mac担当のサポートとやっと話ができた。供給されたのとは別のFreePPPを使いたいというと、新しいパスワードをくれるという。口頭で説明してくれるのだけど、小文字と大文字と記号が混ざって長くて、自分がメモしているのが正しいのか自信がなくなってきた。「メールで送ってくれない?」と言うとあっさりOK。最初に名字と電話番号しか告げていないのに、こうもあっさり教えてしまっていいものか? 疑問が残る…けど、まあ、いいか。
しかし、送ってくれたはずのメールは来なくて、メモした新しいパスワードは機能しない。再び状況説明のメールを書く。今度の返事は名前、住所、セキュリティコードをメールで送れ、と書いてある。その通りにしたけれど、4日たっても返事が来ない。
果たして、無事にWorldnet Serviceにアクセスすることができるのか? タダでなければ、とっくに見きりをつけているところだ。
AOLの新料金体制って
一方、オンラインサービスのAmerica Onlineは12月から、19.95ドル/月でインターネットも使い放題の料金を設定した。設定しただけでなく、会員全員が新料金制に強制的に変更させられる。これは常識では考えられないことだった。アカウントを持っていても、めったにアクセスしない人はそのニュースを知りようがないではないか。強制変更は何かの間違いとも思っていたのだが、郵便でそのお知らせがきて「本当だったんだ!」とびっくり。あまり利用していないので、この際やめようかとも思ったけれど、月3時間まで4.95ドルの“ライトユーザー”を選択しておいた。
会員数の急成長も頭打ちなのか、社員300人のレイオフやGNNサービスの中止など、最近あまりいい話を聞かない。「やめたい」と電話したら、「来月分を無料にするからやめないでくれ」と頼まれたなんて話も聞く。アクセスソフトのAOL3.0もまだまだプレビュー版で、自分のMacにインストールしたら、全然使い物にならなかった。テレビで派手にCMを流しているけれど、大丈夫なのかな? という気がしないでもない。
お気に入りは地元のInterport
私がメインのインターネット・アクセスとして1年以上愛用しているInterportは、システム関連のリードオンリーのメーリングリストがあって、サーバーがダウンしたり、ソフトをアップデートしたり、回線を増やしたりすると、逐一お知らせのメールが届く。Webサイトでは各セッション毎のログが見られたりできるし、問い合わせのメールの返事も速いし、電話をかければ、すぐに人間がでてくるし、サポートもしっかりしている。悪い評判を聞いたことがない。何でも日本人ユーザーが増えてしまって、「英語があまり分からない」(英語、というよりも、初心者はコンピュータのことや専門用語がわからないのではないだろうか…)ユーザーの問い合わせやサポートに苦慮しているという話を聞いた。
利用料金の引き落としが2〜3か月ないな、と思っていると、まとめて引き落とされること以外は、なかなかの優良プロバイダーだと思う。
大小のプロバイダがひしめき合い、老舗の地元プロバイダが潰れたり、吸収されたり、吸収合併のあとに潰れたりと相変らずの混乱しているが、これだけプロバイダの数が多いと、乗り換えも簡単なので、最終的にはサポートが重要なポイントだと思う(でもサポートは実際に使ってみて、何かトラブルがあったときでないとクオリティが分からないし、乗り換えの度にメールアドレスがころころと変わるのもめんどうなのだけれど)。