インターネットのある生活
T1のある生活!?
最近、朝起きてまずすることは、Macに電源を入れてコーヒーを飲みながらEメールのチェックをし、新聞のWebサイトを見に行くことだったりする。インターネットは私の生活の一部どころか、大きな部分を占めてきているのを実感する今日この頃。それに関わる仕事をしているせいもあるけれど、私生活でもインターネットがないと困る! ということがかなり増えてきている。新しく知り合う人もEメールアドレスを持っている人が多く、Eメールは電話よりも気楽に連絡できるから、親密にもなりやすい。ゆえに、Eメールを書いている時間が増え、Webを見て回る時間が圧迫されたくらいだ。
おまけに、つながりっぱなしの専用線の快適さを知ってしまい、いちいちダイアルアップするのがめんどうくさくなってきつつある。
そんな折り、New York Pressという無料の週間紙のクラシファイド欄で、T1が来ているアパートがイーストビレッジにできたのを発見した。先月号にはニューヨーク初のワイアードなオフィスビルのことを書いたけれど、これは、ニューヨーク初のワイアードなアパートというふれこみ。
さっそく、アパートを探しているふりをして見学に行ってみた。
新築で天井は低めだけれど、フローリングの床に白い壁、広めのバスルームといい感じの普通のアパート。住人共有の広々としたテラスが中2階にある。案内してくれた不動産会社のマイケル氏いわく「CMディレクターやプロデューサーなどのクリエイティブな仕事をしている人たちやモデル(インターネット好きなモデルってことだろうか?)も部屋を見に来たんだよ。みんなでテラスでパーティなんかしたら楽しいよね。予算は? 1000ドルまで? 友達を見つけてシェアすればいいじゃない。ここに決めたいなら早く連絡してくれないと部屋がなくなっちゃうからね」となかなか商売上手。
完成して、住人が入ったら、サイバーなトレンディドラマ(というものがあるならば)の舞台にでもなりそうなアパートだな、と思った。
アパート探しもインターネットで
ニューヨークでのアパート探しの定番のひとつは、新聞のクラシファイド欄だ。思い起こせば1年と8か月前。ニューヨークに来たばかりの私は、火曜日の夜に週刊紙The Village Voiceを、そして、日曜日は片手では持てないほど重くて分厚いThe New York Timesを買い、アパートの広告の小さな文字を追い、条件に見合う物件を見つけては電話をかけ、部屋を見に行くということを繰り返していた。しかし、これはなかなかストレスのたまる作業だ。いまではインターネットでアパートを探すのがスマート。不動産会社が運営しているものや、独自のシステムで検索ができるAptFoneなどがある。
アパート探しのクラシファイドの2大巨頭、The Village Voice、The New York TimesもWebでクラシファイドが見られるようになった。The New York Timesは条件を絞りこんで検索もできるので効率もいい。冒頭で触れたNew York Pressのクラシファイド(The Village Voiceと同様に、火曜の夜Webに一斉情報公開)もある。ただ、新聞系クラシファイドの場合、興味のある物件を見つけても、電話をかけなくてはいけないのは従来のままだけれど。せっかくのWebなんだから、Eメールでやりとりできるようになるともっと楽なのに。
WIRED, TIRED
ちなみにWIRED誌5月号によると、いまWIREDなのはNew York Press、TIREDなのはThe Village Voiceなのだそうだ。NY Pressはコンピュータやインターネット関連の広告が多いし 、昨年の夏に行われたMacintosh New York Music Festivalをスポンサードしたり、クラシファイドのWeb化もけっこう早く、サイバーブームにうまく乗っている感じがする。これに遅れを取るまいと、The Village VoiceもWeb化に真剣に乗り出したのでは、と思ってしまった。 そのうえ、The Village Voiceは4月9日号からマンハッタン地区では無料配付になった。New York Press、昨年の秋に創刊されたTimeOut誌と、マンハッタンの週間情報紙/誌は飽和状態ぎみで、伝統のThe Village Voiceもイベント・リスティングだけを無料で配ったりしていたが、今回の全面無料化はライバル紙/誌に対抗すべくなのだろうか? と記念すべき無料化第1号をめくっていると、無料化はインターネットブームのせいもあるのではないか? という気がしてきた。既存のメディアのインターネット化は、もはやちょっとだけWebでも記事を公開しましょうというパターンではなくなりつつあり、こんなにたくさんWebに載せてしまっていいの? と心配になるほどである。そのうち逆にWebの紙/誌化というパターンが登場するかもしれない。ニューヨークの状況を見ていると、そんな日が来るのも遠くないのかも......と思わされる。
今月のプロフィールから
ロンドンに行こう! と思い立ち、まずしたことというと、インターネットでの情報収集。.ukのロンドン情報を探すべく、まずは超強力サーチエンジンAlta VistaでLondonと入力。出るわ出るわで恐ろしい数のページがヒットした。しかし、この中から必要で使えるページを選び出すのが苦労なのだ。しかし、個人ホームページのロンドン旅行記やロンドン在住の日本人のサイトを見つけ、貴重な情報も手に入れた。これこそインターネットならではと悦にいっている。