住めば“日常”のニューヨーク

Rie's Journal + 1997年7月
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Nikki Engine

1997年7月22日(火) Finally!

6日にWebで注文して8日に発送された56Kモデムがやっと手に入った。送料をけちって

UPS Groundデリバリー(無料)
のボタンをクリックしちゃった私がバカなんだけど…。

はじめて配達の痕跡があったのが、先週の水曜日。16日に玄関に置かれていた2回目の配達に来ましたの黄色い紙切れ。翌日に再配達します、となっているから、木曜日はじめじめ暑いアパートでじーっと待っていたにもかかわらず、来なかった。

こうなったらセンターに取りに行った方が早いというので、1-800ナンバーに電話して、月曜日にセンターに取りに行くことを告げる。「月曜日? OK、OK」とオペレータのお姉さん。

月曜日、ちょっと不安な気持ちで西のはずれのセンターに行く。「ここにはないよ」って、ああ、やっぱり…。

UPSの茶色いトラックにケリを入れたくなる気持ちを押さえ、夕方に帰って来たら、やっぱり、黄色い紙切れはなかった(つまり、配達に来てない)。

今朝は1-800じゃなくて、昨日もらったセンターの電話番号にかける。事情を説明して「先週の水曜日から、ずーーーーーーっと待ってるんですけど」と、イヤミを言うが先方はこたえていない。「いま、コンピュータに触れなくてよく分かんないけど、荷物は多分車の中だよ。4時までに来なかったらまた電話して」。

この電話のあとにモデムを購入した通販会社から荷物のトラッキングナンバーがemailされたので、トラッキングしてみると、あの暑かった17日、午後3時29分に3回目の配達に来た、と記録がある。

来てないってばー。ウソつき。おまけに荷物のステイタスはException(除外、例外)だ…。嫌な予感…。

で、やっぱり4時までに来なかったので、再び電話すると、「荷物が戻ってきてないので、来たら電話するぜー」と、がらっぱちなおやじ。しかし、配達をしない荷物を車に載せて走ってるなんて、UPSはアホじゃないのか?

「きっと電話なんか来ない…」と、ハンカチを握り締めて泣いていたら(ウソ)、30分くらいで電話が来た。

「ところでライ・ササーキはどこのオリジナル?」(直訳)
「は? Japanですけど」
「いやー、フランスが南アフリカの名前かと思ったよ。わはは」

そんなこと考えているヒマがあったらちゃんと働きなさい。

再び西の果てまでバスで乗り継いで行く。乗り換えで25分待たされて(発狂寸前)、今日はもう何をやってもダメな日なのね、とぐったり。

センターのカウンターでドキドキしながら名前と住所を告げると荷物はあった。路上で箱のビニールテープをはがしている瞬間、恐ろしい考えが頭をよぎった。

「X2じゃなくてFlexがはいってたら、どーしよう(冷や汗)」

Global Villageはさすがで、X2もFlexも両方作っているのでした。

余談:ちゃんとX2が入ってました。良く使うCyberian OutpostもBottom Line(今回利用。荷物のトラッキングナンバーと共に、UPSのWebサイトのURLまで教えてくれました。親切)もWeb通販会社はUPSと比較してすごくしっかりしてます。さて、56Kにしたからといって、劇的にダウンロードが速くなるというわけではなく(ちょっとは「速い!」と感動するときもありますが)ほかが遅ければ(あっちのサーバとか)やっぱり遅いものなのですね…。Interportの56K用APのbusy率も高いしなー。

教訓:送料をけちってUPSを使ってはいけない。

そういえば前もあったよね、こんなこと。のど元過ぎれば熱さ忘れる、ってやつですね。


1997年7月20日(日) お恵み

今週末は肌寒さを感じるほど涼しくて「これって、神様のお恵みかしら」というほど過ごしやすかった。

でも、締め切りがあったのでほとんどアパートにいたんだけど。ああ、もったいない。

ConEdisonから電気とガスの使用料金の請求書が来た。グラフを見るとうちの電気の使用料は“ほかの人の平均”の半分くらいだ。

やっぱり、エアコンないからなぁ…。

ところで昨夜は、アンジェリカでShall We Dance?を観た。日本人ばっかりかな? という予想は外れ、私たち以外には見当たらない。しかも7時半の上映はSold Out。

竹中直人の妖しい容貌と演技は観客に大ウケ。いちばん観客の大笑いを誘ったのは、渡辺えり子が役所広司の大胆なステップに感じてしまうシーン。しばらくは大笑いでセリフがまったく聞こえなかったほどだった。英語の字幕があってよかったなー。


1997年7月15日(火) Baked Apple

暑くて寝てられないのでさっさと起きて、Sarah McLachlanのCDを買いに行く。う〜ん、異様に暑い。

17丁目のBarns & NorbleにはCDショップとStarbucks Coffeeが入っている。アイスコーヒーを飲みながら早くCDを聞きたい気持ちを押さえつつ、今日届いていた日経01を読む。カウンターの隣に座ったアジア系男子の雑誌をめくる音がうるさい。

道でコンタクトレンズを落とした女の人がいて、一緒に探して見つけてあげたら喜んでた。「ハードで色がブルー」と私のコンタクトと同じなので、探すコツを知っているのだ。「good eye!」て言われたけど、めちゃくちゃ視力悪いんです、私。

アパートに戻ってきてテレビ(NY1)をつけたら98度。Baked Appleの文字の背景は真っ赤に着色したマンハッタンの風景(燃えてる〜)。暑さ倍増。

34丁目とマジソンにある図書館SIBLに行こう! あそこはインターネットもできるし、冷蔵庫並みに冷房が効いているのだ!

バスを待ってたら知らないおばさんがトランスファーをくれたので、バスにタダ乗り。

やはりSIBLは寒かった。しかし、Macが見当たらない(あることはあるらしいが)。閲覧テーブルにはコンセントがあるので、PowerBookを持ち込んで仕事してもいいかも。

再びアパートに戻ってきてエアコンのない悲しさ+背中のヒリヒリをなぐさめてくれるのは、SarahのCDなのだった。

しかし、外をふらふら歩いているといろんなことがあるものです。特に夏は。


1997年7月13日(日) この夏はじめての海

Jones BeachでBBQ。去年は電車+バスだったけど、今日は車。楽ちん。もう、電車では行けないわ。

海が見えてきたら、急に風が涼しげになってきた。天気は最高、来てる人も多くて、駐車場を探すのに一苦労。

SPF15のサンスクリーンの塗りたくってはいたものの、浜辺で貝殻拾いに熱中していたせいか、めずらしく赤くなってしまった。特に背中。まともに陽にあったのは何年ぶりくらいだか。ぬるいお風呂に入って「腫れはひいたな」と感じたけど、すぐにまたヒリヒリしてきた。

脚と腕はいいけど、背中と顔は後悔。

でも、腕を見てると自分の腕ではないくらい焼けている(私は色白)。足の甲なんか、ビーチサンダル模様に焼けている!

うーん、冷え性が軽くなりそう。あ、でも、頭が痛くなってきた。

プラスチックのコップを片手に貝殻を拾っていたら、子どもがすりよってきて一緒に貝殻拾いをした。彼女は大きな貝殻(握りこぶし以上)が好きなようで、小さいのは私にくれました。Thank you。

でも、いちばんお気に入りの貝殻は、波にのまれたときに流されて無くなってしまった…。


1997年7月10日(木) アメリオ辞任

アップルのCEOアメリオ氏が辞任のニュースには一瞬驚いたけど、こんな状況が続いていると、辞めても/辞めさせられてもおかしくはないので納得。San Jose Mercuryの記事タイトルも「No Big Surprise」だし。びっくり度では、昨年末のNext買収の方が勝っていた。

でも、Hancock氏まで辞めてしまうのは痛いのでは? と思う。

8月のMacworld Expoのキーノートスピーチが楽しみだわ。一体、誰がやるのかしら?

さて今日は、昨晩のUplinkersの、あまりの迫力のある演奏で体調が悪くなり(…というのは嘘で、ホントは冷房のせい)昼過ぎまで寝ていた。食欲はないけどうどんを食べて、カラダを動かそうと掃除して、まだ頭が痛いのでMちゃんのおきみやげの死海の塩入りお風呂につかってぼーっとしたりしながらの合間に仕事した。

会社に行かなくていいのって、こういうとき幸せ。


1997年7月8日(火) 知らない間に

「渋谷の地名の南平台ってどう読むの?」という電話が昼にかかってきて、実は寝ていた私は、みなみたいらだいじゃないのぉ、と適当なことを言ってたんだけど、しばらくしてからふと思い出した。「なんぺいだい、だ」

Macで入力したら一発で変換されたからあたり、だよね?

思い出したというよりも、知らない間に脳に刷り込まれていたのがぽろっと出てきた感じに近い。南平台なんて知らないもん。

一度借りていた「いいひと」の最終回直前ビデオを、間違ってまた借りてしまった。いつかはやると思ったけど、ボケてるなー。

最終回は長ったらしくていまいちだった。「総理と呼ばないで」はもう最初から論外だったし、あとは「ギフト」がどうなるかが楽しみ。

NYでは日本語放送で「ストーカー 誘う女」がはじまったけど、これは…。ストーリーとは関係なく大笑いできるドラマだ。なんだかなー。


1997年7月5日(土) ちょっと涙でバイバイ

ニュージャージーにあるニューアーク空港にはじめて行くことになった。と言っても、どこかへ旅行という訳ではない。

今日はMちゃんが4年間いたニューヨークを引き払う日。東京に帰る前に1カ月間ヨーロッパを旅行するので、成田へではなくてアムステルダムへ出発。いいなー。わたしとSさんは見送り。

ボーディングの時間まで空港のロビーで時間をつぶす。突然、「空港といえば、悲しい思い出が…」と、Sさんが話しだす。

お別れじゃなくて、全然別の理由で、3人は一気にしんみりした雰囲気に突入してしまった。ちょっと涙でバイバイ。

私がニューヨークを引き払うときは、どんなんだろう? 


1997年7月4日(金) 221歳の誕生日

今日からMetro Card Goldで、地下鉄とバスの乗り換えがタダでできるようになる。これは結構うれしい。ラジオのCMでは、市長みずからナレーションを務めて宣伝をしている。

「私はこんなにいいことをしてるんです」といった感じか。

今日はアメリカの建国記念日。4th of July といえば、Macy*sがスポンサーの花火の日だ。

イーストリバーで打ち上げられるというから、9時すぎに歩いて20丁目の東の端まで行った。

東の端の高架道路、FDRは花火を見る人が入れるように車の進入はクローズされている。FDRに上がらなくても花火がきれいに見られるだろう、と思ったのは間違いで、FDRが上下に空を二分するように邪魔になっている。

「しまった…」。

良く見える場所を探してうろうろしていると、打ち上げがはじまった。周囲から歓声が上がる。

4か所の打ち上げ台から、花火がバンバン上がる。しだれやなぎの余韻を充分に楽しむ余裕もなく、バンバンだ。

「空のエレクトリカル・パレード」って、感じか。やはり、日本のそれと比較すると、情緒っていうものが欠けている。

でも、これが実にきれいで、英語にスペイン語に韓国語の大勢の人が上空をじっと見つめている姿が私の目の前にあって、その向こうに花火があって、今日は建国記念日だけど、こんなきれいな花火を目の前に、誰がどんなことを考えてるんだろう、と思いつつ、私が何を考えていたかというとそれは私だけの秘密なのだ(「世界征服」じゃないよ、Mちゃん)。

花火を見終えた知人たちがぱらぱらとうちに集まり、途中からまたもやピクショナリー大会で大騒ぎ。

日本語のカードを作ってまたやろう! ということになった。